ホーム アクティブ倶楽部とは? 会員登録 お問い合わせ
学ぶコンテンツ
トップページ > 学ぶ漢方医学 > 薬物についての相対的分類

■薬物についての相対的分類

証を病位・病性・病勢について分類したように、薬物についてもいろいろな面から相対的なものに分類することができます。
すなわち、温(熱)性薬と寒(涼)性薬、補性薬と瀉性薬を中軸とする相対的な分類です。
これらを定義すると
温(熱)性薬 からだを温め、新陳代謝を盛んにする薬
温(熱)性薬は、寒証の人に用いると顔色をよくし、アトニー(主に胃腸の筋肉が弛んで無力になった状態)を治しますが、熱証の人に用いると一層興奮させ炎症を悪化させるおそれがあります。
寒(涼)性薬 炎症を去り、興奮をしずめる薬
寒(涼)性薬は、熱証の人に用いると興奮をしずめ、炎症に対しても消炎的に作月しますが、寒証の人に用いると一層冷えを深刻にしアトニーも悪化させることになります。
補 性 薬 からだを補い強化する薬
補性薬は、虚証の人に用いると体力を充実させ、病気に対する抵抗力を高めますカ実証の人に用い過ぎると、痰(病理的に生じる局所的水分の滞り)を増やしたり便秘をがんこにしたりします。
瀉 性 薬 体にもぐりこんだ、又はたまりすぎた余計なものを体外に追い出す薬
瀉性薬は、実証の人に用いると、からだにもぐりこんだり、たまりすぎた余計なものを除いて病気を軽快させますが、虚証の人に用い過ぎると、ますます体力を低下させ、病気に対する抵抗力を鈍らせます。
このように薬物と証とは互いに対応するものであり、
 
熱証を治すには寒(涼)性薬
寒証を治すには温(熱)性薬
実証を治すには瀉性薬
虚証を治すには補性薬

を用いるのが漢方治療の原則ということになります。
監修:東洋医学未病対策研究協会
Copyright (C) 2005 Active Club. All Right Reserved.